セリーヌやエルメス、ヨウジ ヤマモトからZARA、ユニクロまで。今日のコーディネートが完成するまで何を考えているか。ファッションについて語ってみよう❗【ファッション考察 序段】

※本日は、私のブログを読んでくれている職場の男の子から「ファッションについてお先生の話を聞きたい😃」と有り難いリクエストをいただいたので、【ファッション篇】と称して、人生でファッションについて色々考えてきた私が、あーだ、こーだ語ってみたいと思います🎵
まずは【序段】です。

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こんばんはー☺

先日、服を片付けていて、ふと数えてみたらパンツ(ズボン)が60本以上ありました。これって多いのかな?どうなんでしょう?その代わり、スカートは25枚くらいしかなかった気がします💧

どうも。伊勢丹などで買い物してると、よく「ファッション関係のお仕事をしていらっしゃるんですか?」と訊かれるわたくし、お先生です🙇

その他に「スタイリストさんですか?」「ファッションコーディネーターさんですか?」と訊かれます💦
その度に、大体いつも隣にいる友人とニヤニヤしてしまいます。
取り敢えず、「違います~」と答えるんですけど、「スタイリストさんですか?」と訊かれた場合は、次に「ファッション関係のお仕事をしていらっしゃるんですか?」と訊かれるので、また「違いますよー」と答えて、初めて会う店員さんだと、このやりとりが一通り続きます😓
最終的に「じゃあ何なの??」って感じの顔をされるのですが、「ただの会社員です」と答えるしかないですよね😅
そうすると、「どうしてそんなにファッションにお詳しいんですか?」と訊かれちゃうので、「え、趣味です💦ファッションが好きなんです」と答えて、その辺で諦めて貰うしかありません。
そんな店員さんは、「てっきりプロの方だと思いました」と言ったまま、なんとなくまだ納得いかない様な顔で接客を続けてくれます😅

なんでこう言われちゃうのかな?ってことなのですが、まず私が洋服とかの「素材」に細かく言及するのと、コーディネートに対する物言いがそう思わせるのかな、と。
詳しく言うと、一緒に買い物をしている母や友人の持っている物をほぼ把握していて、相手がまさか自分には合わないだろうと思っている服でも「これ、きっと似合うから良ければ試着してみて。持っているあの洋服に合うから。靴はこう言う感じのブーツを履いて重めにすると格好良いかも。このお店にある靴ならこう言う感じ。ジャケットやコートはこんな感じのを着て、バッグはあの前に買ったやつがぴったりだと思う」とか、相手が「こう言う服、欲しいけど自分には体型的に似合わないんだよね」と言うと、「こう言う服が欲しいなら、例えばこっちの方が肩のラインや首の長さ、顔の形にはより合うと思うよ。騙されたと思って試着してみては?」とか、「昔このブランドのあれが良いと言ってたけど、今回またこう言うのが出たんだね。あのシーズンのあれに比べるとこれはデザインがこんな所が違うので似合うと思うよ」とかって感じでしょうかね。

その人がある1着が着てみたくなって試着するときにも、出来れば(家に帰っても)イメージが湧くように、お店の他の服や靴で全身コーディネートしてしまいます😅

あとは服などを選ぶのが好きなので、たまに友人や母や職場の同僚の「依頼」を受けて真剣にお買い物へ行ってコーディネートしたりします。
例えば、仕事関係のパーティーが多い友人(着替える時間がなくパーティーの前に仕事にも着ていかないといけないので、きちんとしていて尚且つパーティーでも浮かない。しかも前回とは違う服で。)やお金はあるためもっと色々な服が着てみたいんだけど、身長が低いためいつも同じミニマムサイズブランドのブラックスーツスタイルになって悩んでいた職場の上司とか。

価値観が「職業人」な友人だと、私が服をコーディネートをすることに「仕事にすれば?」とか「お金を貰った方が良い」と言ってくれますが、私は「趣味人」なので、「私も楽しんでるし、趣味だからな~😅」と言うと、それじゃ悪いと言ってご飯をご馳走してくれたりします😌

まぁ、それくらい他人が見ると「仕事レベル」で真剣に選んでおります。
で、その服等を着ていくと、周りからとても褒められるそうで✨
常にその人の服装が褒められている訳ではないそうで、私が選んだりコーディネートした物を着ていくと褒められるそうなので、とても嬉しいです🎶
(これ、無理に薦める訳ではないので、その人にとって今まで着たことも買ったことがない様なものでも実際身に付けてみると目から鱗が落ちる様に意外と似合うので、最終的には自分が良いと思って買っていて、自信にも繋がるんだと思います。)
で、それは何故だろうと考えてみると、ただ「ブランド物だから、可愛い物だから他人に褒められる」訳ではなくて、今までその人が行っていた(考えているようで実は余り考えていない?)コーディネートとは違う、その人に合った物やコーディネートを私が客観的に提供しているからだろうな、と推測します。

最近、Yahoo!でファッション系の記事をよく目にしますが、そこについているコメントって、大体が、「自分が好きな物を着れば良いじゃないか❗」「こんな高い服、買えません❗」と言う内容で、みんなストレス溜まってるなぁ💦💦と思います。
確かに日本の有名ファッション誌が書いてるネットの記事って押しつけがましい物が多いし、値段は……まぁ、ユニクロやGUに比べたらそりゃ二桁違う場合もあります。
両者の考え方の差はとても大きくて、映画『プラダを着た悪魔』の冒頭で示される主人公と超一流ファッション誌のエディターとの「ファッションに対する考え方」より隔たりが大きいかも知れません😞

ファッションに対する大前提として私が思っていることは、「ただ『好きな物を着る』んじゃなくて『好きな上で、似合う物』を着て欲しい」ってことです。
これを聞くと、「好きな物は自分の判断」で、「似合う物は他人が判断すること」って思うかも知れません。そうすると、「別に他人に褒めて貰うために服を着ているのではない❗」ってなり、Yahoo!のコメントみたいになってしまうのかも😅
私が言いたいのは「自分に何が似合うか自分が知る」ってことです。それが他人に伝わると、わざわざ「その服良いねぇ、素敵だね、似合うね🎵」って言われることになるのです。

ただ、そこまで自分を知るのには相当な努力と才能が要るかも知れません。特に外見については、鏡を見ない限り自分では殆ど自分を見ることが出来ないので、どうしても他人の方が自分をよく見ていることになります。ファッションについて得意不得意があるのは、この辺の問題なのかなと。

私は他人のことをよく見ているし、自分のこともよく見た上で考えていて、あとは、とにかくたくさんの色やデザイン、つまり「意匠」が大好きなので、洋服だけに関わらず、小さい頃からもの凄くたくさんの「意匠」を見ていて、今ならネットで見て気に入った「意匠」はとにかく保存するので、1万枚くらいは画像があると思います。そしてそれらをよく記憶しています。そう言うことが得意だと、ファッショの「イメージ」があるとき急に頭に浮かぶのです。この辺りは特殊な才能の可能性もあり、少し鍛えないと簡単に出来る物ではないかも知れません。きっと他の人より右脳が働いているのかなぁ。

そんな私でも、疲れているとファッションに気が回らなくなり、パターン化してしまい、もうこれで良いや、、、みたいな服装が続く日があります😵
そう言う時はどうしたら良いか?私ならファッション誌を買います✨

うちは母や祖母がファッションが好きだったので、色々な服や着物をとにかくたくさん見ていたのですが、あとは、母がファッション誌が好きで、一時期は月5冊くらい買っていました。それも、私が読む『Seventeen』などの学生向け雑誌から、『25ans』『SPUR』『CLASSY』や『グラッィア』と言った幅広い年代のファッション誌を小学生の時から見ていました。(余談ですが、昔『ル・クール』と言う雑誌があって、内容がとても良くて母娘で大好きでした。廃刊になってしまった時は悲しかったなぁ😢)
今は、雑誌が高いと言うのもあり、毎月買えないので、1冊でガツン❗❗と脳を覚ますために、海外系のファッション誌『VOGUE』や『FIGARO』などを買います。LaLaTVでカリーヌ・ロワトフェルドのドキュメンタリー映画を観ていたのもあって、『CR』も初創刊の際に買いました✨(パチンコじゃないですよー💦こちらの雑誌です⬇

www.hearst.co.jp

「でも、あんな海外雑誌、載ってるのもが奇抜すぎて実生活のコーディネートには全然役に立たないでしょ❗」と思っているアナタ😄
これ、別に雑誌に載ってるコーディネートを直接参考にすると言う訳ではなく、最新ファッションの色やデザインを見て、右脳に刺激を与えると、段々脳が活性化されてきて、洋服に対するインスピレーションが湧くのですよねぇ🎶そうすると、手持ちのあれとあれを合わせると良いかも、こう言う感じの服が欲しい❗こう言う感じのコーディネートがしたい❗とイメージが次々に浮かぶのです🎶🎶
あとは、持っているアクセサリーをや服を作り替えて今風にしてみよう、とまで思ったり😄

お金がないときや、今すぐ気持ちを変えたいときは、恥ずかしくないようにきちんとお洒落をした上で、伊勢丹にウィンドーショッピングに行くのもストレス解消にもなりますし、好きです😄

まず「何を着て良いか分からない」と言う方は、とにかくファッションに関する情報を雑誌で見て(昔は立ち読みが出来たので、端から立ち読みして気に入った雑誌を買うことが出来たけど今は本屋さんでは出来ないので、ネットの書籍サイトになるのかなぁ😞そうなると自分が好きな雑誌しか見なそうな感じもしますが、どうでしょう?

ちなみにファッション系のネット記事は結構、断定的な物が多いのでファッションで迷ってる人にはあまりお薦めしません😵ZOZOの様なファッションショッピングサイトを見るのも良いけど、色々な服が多すぎて、自分が好きな物が分からない人には結構難しいかも知れません。欲しい服が明確な時にはファッションショッピングサイトを見るといい気がします🎵

まず、自分が何が好きかを知ることが大前提❗❗
その後に、「好きだけど似合わないかも」と言う問題が出て来た時は、似合うようにするには?体型(当たり前だけど、大事です❗)とか、メイクや髪型を変えてみたり、その先に、(無理せず)自分に似合う物(または無理しても着たい服)とは??となるんじゃないかなぁと思います。

ちなみに、最初から無理するのは残念な結果になるので、お薦めしません😅

何事も段階が大事❗

この、着たい洋服のために自分の体型を変えたのが、カール・ラガーフェルドですよね🎵すっかり太ってしまっていたカール様を変えさせたのが当時ディオール・オムのデザイナーだったエディ・スリマン(今はセリーヌのデザイナーですね。)でした。
今更ですが、今年亡くなったモード界の皇帝、カール・ラガーフェルドって改めてどんな人なの?と思われた方は是非こちらをお読みください。

www.harpersbazaar.com

さすがカール様😆と思う様な素晴らしいまとめ記事でした🎵

CHANELがこの世になければ、女は生きられない❗と思うほど、女性に影響を与えた人だと思います😌
(私はFENDIのカール様人形のチャームが今でも欲しい☺)

そして、最後に必要なのが、所謂「コーディネート(と着こなし)」と言う作業なんじゃないかなと私は思います🎶
取り敢えず、良いと思う物を買っても、このコーディネートする能力がないと全然活かせないんですよね😵

コーディネートが苦手と言う人で、面倒なのでワンピースばっかりと言う人がいますけど、同じワンピースを着たとしても、靴やバッグ、アクセサリー、メイク、髪型で全然違う雰囲気になるので、お気に入りの服を買ったのに自分の外見に何か納得がいかない人はやっぱりコーディネートが大事になってくるのではないかと思います。

ところで、ハイブランドで良いと思う服やコーディネートを参考にして、ファストファッションや古着で自分で好きな様に再現するのはかなり高度な技術が必要です❗
ちなみにハイブランドで服を買っていて、コーディネートが上手だなと思う人ほど、実は日本だとZARAユニクロの服も持っていたり、ハイブランドのミックスが上手だと思います。
まぁ、ZARAハイブランドにかなり似たデザインが多いことでも有名なので、ちょっと気を付けないと恥をかく場合もあるので注意が必要ですけども😅

私はフィービー・ファイロがデザインをしていた時代のCÉLINEが好きで、ある時、ひょんなきっかけでコートを買うことから始まり、無理もして色々集めました。結局、今、エディ・スリマンにデザイナーが替わっても少々買っちゃってますが😅

フィービー時代は10年も続いたのですが、そのときに流行ったのがインスタグラムの「セリーヌようふく部」と言うタグ。デザイナーが替わった今では死にかけているタグですが💧💧💧終盤の盛り上がりは凄かったです❗❗
私も、自分がお店で見た物の他にどんな商品があるか(世界中で争奪戦だったので、店頭には出ない商品もあった💦)、他の人がどんな商品を買っているかが気になって毎日このタグ付けされた画像を見るのが楽しみでした😌
で、この中には私服が全部セリーヌと言う、とんでもなく恵まれた方もいたりするのですが、全身1つのハイブランドでマネキンの様に服を着ていても、なんだか味気なくて、全然魅力的に感じなかったのですよねぇ😵全身セリーヌの人を見ることが出来たからこそ、初めてそう思ったのです。「一つ一つのアイテムは凄いのに、全体的に見ると何の工夫もなくて、つまらないなぁ、何故なんだろう」と。
何年か前、私が突然セリーヌのコートを見たい❗と言い出して(実は韓国ドラマの『トッケビ』がきっかけ💧ドラマの中でセリーヌのコートが出てきた訳ではないのですけどもねー😅)母につきあって貰い見に行った際、店員さんが「宜しければご試着されませんか?」と声を掛けてくれました。
取り敢えず、ハイブランドの「バッグ」ではなく、洋服を見たいなんて滅多に思わなかったので(あ、銀座のエルメスビルで洋服を買ったことは何度かありますが……)、こんな高い値段のコートを、試着したいとこちらが言った訳ではないのに試着させてくれるのか~、と驚いたのですが、なんとその店員さん、コートだけでなく、洋服上下から靴までも全てセリーヌでコーディネートして試着させてくれたのです✨
そのことに私はとても感動して、フィービーがデザインした洋服が実際に試着してみると更に素敵で、お店に行く前よりもすっかりセリーヌの虜になってしまい、結局その日に予期せぬまま、コートを買ってしまったのでした💦

その後も、フィービーの洋服はもう終わりと聞くと頭の中はセリーヌのことばかりで、ひたすらネット検索して情報を集め、新品で買えそうな物は無理して買ったり、セールで買ったり、今ではアーカイブを集めたりする生活をここ数年を送っています😵

で、その日から表参道・伊勢丹松屋銀座三越・GINZA SIXと東京で商品が多いと言われている店舗は全て見に行きましたが、当たり前ですが、それぞれの店員さんがコーディネートしてくれる(さすがにこの店ばかりは自分で率先してコーディネートしたものを試着しません😅)アイテムは全てお店にあるセリーヌの物なのですが、「何かが違う、全然テンションが上がらない、これじゃない」感を覚えることが生じてきたのです。
前述した全身セリーヌのインスタグラマーの方を思い出していただけるでしょうか。
つまり、これってコーディネートの差なんだな、と言うことに今更ながら私も気が付きました。

コーディネートとは、「その人とその服が一番格好良く見えるバランスにアイテムを組み合わせること」だと思います。

では、

コーディネートってどうやって考えるの??

と言うことで、私がどんな視点で、その人に合う服や靴やバッグの組み合わせを考えているかを、伊勢丹のクローバーサイズのフロアを舞台に上司のスタイリングをした話や職場の男の子のオーダースーツをお見立てした話などを交えて、次回書いてみたいと思います🎵

いや、これ、いざ文字にして書くとなると大変な作業。。。
プロでもないのに、相変わらず話が長くてすみません💦💦💦

それでは~🎶