星組『ロミオとジュリエット』A日程を劇場で観た感想と花組『アウグストゥス』の予習の話

こんばんは。

はい、先日は『マノン』の友会チケット当落発表日でしたが、見事に外れました。
悲しいですね😢
ほ~~~んと友会に入ってからと言うもの、見事にまったく当たりませんが、花組になってやっと複数枚取れました😵💦
れい華コンビとしては最後の公演。有り難いです。あとはちゃんと公演が出来ますように。


さて、そんなこんなで前回の感想の続きですが、今回、奇跡的にロミジュリA日程のチケットをご用意していただいたので、観に行って参りました。緊急事態宣言の延長下でしたが、舞台公演は緩和されて有り難かったです。

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さて、お席はなんと2階B席最後列❗
ヅカファン人生18年で3回目のB席、そしてB席の時は全て最後列です。
しかも全て星組

さらに、前回の眩耀、Rayに続いての最後列。
眩耀は1回のみ奇跡的に取れたチケットがB席最後列でしたが、まさか、1年間のうちに大好きな星組公演の生観劇が、それぞれ1回のみでB席最後列とは、想像もしなかった出来事。。。

以前は割りと気が済むまでS席で観ていた様な日々だったので、如何に贅沢で幸せな観劇生活を送っていたのか、思い知りました😢

これらの公演が発表された時は、すわ「大好きな中村B先生のショーがとうとう星組で😱」「とうとうロミジュリを生観劇する時が来たか❗」と興奮していたのが嘘みたいです。
それでも、実際、生で観ることが出来て感謝しかないですね。

さて、そのB席最後列ですが、実は、これがまぁ、観やすいのなんのって❗❗

初めてこの席で観劇した、かいちゃん退団の公演ではショー『エストレージャス』が始まって早々、
ぎゃ😱😱😱今、かいちゃんと目が合った❗❗
って思ったくらい、明らかにこちらをガン見してくれていました。
勿論、オペラグラス越しです💧でも1階S席ではそんなこと感じたことが余りなかったので、びっくりして席でちょっと跳ねちゃいました😅

と言うことで、相変わらず東京宝塚劇場は「最上階の最後列が世界一見やすい劇場✨」ですね。ほんと素晴らしい設計です😌

今回はこのために、A日程の配信は観なかったので、ぶっつけ本番で動体視力と記憶力をMEGA  MAXで働かせてきました。

さて、観終わってみると、A日程はやっぱりA日程❗❗❗って感じでした。
つまりこっちが主流と言うこと。

この公演、一言目、二言目には、愛ちゃんの死、愛ちゃんの死と言ってきた私ですが、所謂「P死」もとても良かったです❗
なんと言うか、男感?がある「死」で、それも、「あなた、昔、マーキューシオって名前で人間界に生きていて殺された青年では??」みたいに感じた瞬間もあったりして。。。

愛ちゃん死は黄泉の帝王の様に、黒い大きな羽根を持つ大烏の様に感じましたが、ぴーすけ死には蛇感を覚えました。なんだか悪~い、嫌~な感じ、そして怖い。

お衣装の様に、ふわふわと蒼い陽炎の様なオーラを纏う愛ちゃん死。全てが愛ちゃんの掌で動かされているような、この世界の真上から見ている「死」を擬人化?して、愛ちゃんと言う人っぽい形でその世界に登場してる感じのBからすると、ぴーすけの「死」はすぐ近くにあっていつもは隠れているけど、油断すると凄いスピードでシャーって来られて魂を飲み込まれる様な感じがしました。

愛ちゃん死が、冷たい大きな包容力と柔らかさみたいな物を感じさせた一方、他方でぴーすけは若くて躍動的な死って感じ。

「死」役は本来中堅から若めの学年の生徒がやる役ですけど、若いからみんな躍動的って訳でもないので、これはぴーすけだからって感じでしょうか?

AとBバージョンがあるって、ともすればネガティブな対比をされる場合もあるけど、私は却って比べることが出来てお得、だと思います。
もう1つと比べることによって、その違いがより際立ってどちらの良さも味わえると言う。
まぁ、これはどちらも素晴らしい役者が演じてこそですよね😌今の星ではそれが十分に感じられて嬉しいです✴

「死」❗「死」❗って散々語ってきましたが、ティボルトもベンヴォーリオもマーキューシオもAとB全然違って、凄く楽しめました。
なんか、せおっちのベンヴォーリオは、本当に普段のせおっちに似ている感じがしました。
ちょっとやんちゃで悪いんだけど、基本は良いヤツで、頼んでなくても「パン食えよ」みたいな感じで、買って机の上に置いておいてくれる、、、みたいな??(ちょっと悪い学生のイメージ😅)そんな感じで仲間を心配してくれる。
こっちゃんと同期なので、ついロミオとは同級生な感じを覚えてしまいます。

考えてみたら、あかちゃんてこっちゃんより2期下なのに、何故あんなにお兄さん感があるのだろう。背が高いのはせおっちも一緒なのにな~。面白い😄

マーキューシオのしんちゃんは可愛い、からこそヤバい。
危なっかしくて橋の欄干に飛び乗って、イエェーイ🎶みたいな💦
毎年世界のどこかでこう言う感じの若者が何人か命を落とす、、、そんな危なっかしさ。
危険なゲームやスポーツが好きそうなタイプで、まぁ、無事に生き延びる確率もあるにはある、のだけど。

ぴーマキュは進んで非行、狂気って感じだもん😣怖いし危険。
とにかく、こう言う人を好きになったら、早いうちに別れ(死別ね)が来るかも、、、と覚悟しないといけないかも😞

こっちゃんを挟んでこの3人組は、AもBも絶妙な関係で、ほんとどちらも最高でした。

さて、ティボルトですが、いやぁ、、、準主役❗って感じでした。
せおっちがやっていたティボルトは危険な若者群像劇の登場人物の一人って感じがしたのですが、愛ちゃんのティボルトは「俺が俺の人生の主役❗❗」感がびしばし伝わって来ました。

これまた、どちらも長身なのに、せおっちの良い意味での線の細さと若さ、愛ちゃんは「俺、主役」な威圧感があったなぁ。

そんな3人と「死」に、それぞれの日程で影響され放浪されるこっちゃん(ロミオ、と言うより、なんか「こっちゃんが」という感じ。)。
そして、誰が相手でも全然変わらない、すご強パワー全開の「なこちゃんジュリエット」💦

ほ~んと、大好きな組でやったと言うのもあって、まぁ楽しめたこと、楽しめたこと。

ちなみにパリスは、「どっちとも結婚したくない」感満載でした。美形なのに、、、残念すぎw

ところで今回2階から観たのもあってなのか分かりませんが、
極美マーキューシオと愛月ティボルトが死んでから、ロミオを真ん中に死の世界をさ迷っている場面が本当に印象的で怖かったです。
お互い自分が死んだことに気がついた後、マーキューシオは懸命に大事な友人であるロミオを見て、何かを伝えようとしているのに、ティボルトには誰もいない、たった独りで死んだことに苦しみ、もがいている。
そんな二人の姿をぴーすけ「死」がすーっと吸い取って地獄へ連れていく様子(決して天国じゃないでしょ💧)が一番印象に残った場面でした。
中井さんもしんちゃんのカフェブレイクで今回のロミジュリは今までと比べてあの場面が特に印象に残ったって言っていたので、私と同じ様な印象なのでしょうかね。

あとは、希沙薫ちゃんの「愛」は柔らかくて若くてちょっと可愛かったけど、さりおちゃんの「愛」は、シャーーーーン❇❇って鋭く光ってる感じがして、本当に美しかったです。

大公は、れお様のを観て、「うん、大公だな。Aだな😌」と思いました。
なんでしょうねぇ。ゆうほも良かったけど。逆に、れお様のピーターは全然ピンと来なかったけど、ゆうほのピーターで初めて、面白い😄と思いました。

さて、生で観られる良さは好きな人だけロックオン出来る所。

まなつちゃん(天路そら)が出てくるところは基本ロックオン。
「綺麗は汚い」とかで、元気に踊って歌っている姿を確認できて、生で観るのは1年ぶりなので涙。。。ほんと元気そうで良かったです😵

そして、相変わらずフィナーレのダンスとかではほんと格好良くて。
あの一瞬のバーーーーーン❗❗❗❗みたいな力はどこから出てくるんだろう。
もう、ひゃーーーーーー😱😱😱😱❤って仰け反るくらいカッコいいのですよね。
今回はこっちゃんが「ヴェローナ!!!」って言う瞬間も観ないといけないし、階段で両手を開いて、「天上天下唯我独尊」状態の愛ちゃんも観ないといけないし、「こいつは俺の女だ」とくらっちをこっちゃんから愛ちゃんが奪う瞬間も観ないといけないしで、オペラグラスの片方のレンズにはなんとかまなつちゃんを入れたまま、もう片方のレンズでそれらを捉えて片目ずつでチェック💦💦と言う、ヅカファンだとありがちな高度???な技を使って、一瞬のフィナーレを楽しみました。

しかし、もっと広角で、他の組子の「あっちでこんなことやってる~~、こっちでこんなことやってる~~~」とか、フィナーレのダンスもそれぞれの個性をいつもの様に堪能したかった😞

でも、みんな髪型が個性的だったので、舞踏会のシーン以外はすぐ判別がつき、楽しめたのはやはりロミジュリならではでしょうね🎵

 

と言う訳で、これだけ書いてもなんか言い忘れたことがありそうですが、私の気持ちは数日後の花組観劇の準備をしなければ。

 

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ちなみに超大作映画『クレオパトラ』を予習のために観ましたが、4時間でしたが大変有意義でした❗❗
人物や時代の整理、アクティウムの海戦のイメージが大変よく出来ます❗

私は月組の『暁のローマ』も観たことがあるので、その配役を思い出しながら映画を見て、ウィキと人物相関図を比べて、三頭政治の前くらいから予習したらとても良いのではないでしょうか。
ただ映画『クレオパトラ』は、れいちゃんのオクタヴィウスについては微妙な描き方でした💧体力ないただのお坊っちゃま的な💧
基本、かちゃとあきらの恋愛映画なので二人に感情移入しちゃいそう💧

しかし、勉強すると、ポンペイア華ちゃんのお父さん、ポンペイウスもとても多くの人を殺しているのだよ?って思っちゃいました💧
(ちなみにポンペイアのお母さんがカエサルとイイ仲だったのもポンペイア的にはかなり不満だったのかな、と予想。)

昔、ドラマ『スパルタカス』の最終回をたまたま観ちゃったのが凄いトラウマですが、三頭政治の三人、人殺しすぎだよ😢
ローマって凄いよな💧と改めて歴史の重さがズシッと来ました。
でも、楽しみです❗

それでは~🎶