とうとう観て来ました。
あぁ、麗しのコムちゃん。
『エリザベート』は観に行ったけれど
宝塚を退団して以来、ダンスらしいダンスは踊っていなかったので、
この時を待っていました。
ダンスアクトと言っても、漫画『雨柳堂夢咄』を素にした内容なので
どんな感じになるのか？！
しかも、演出は荻田先生！
荻田作品が大好きな私としては大変楽しみにしていたのです。
で、始まって、いきなりコムちゃん登場！
踊りだした途端、「出た！男性舞踏士！！素敵〜〜」
って感じでワクワクで「これはDVD買うか？！」と早速思ったのですが、
それは最初の２分くらいでした。。。
あれ？コムちゃんもう踊らないの？？？という感じで、舞台は『雨柳堂』の世界へ。
「ただ通り過ぎるだけでも意味があるような雰囲気を出したい」てなことを
コムちゃんはインタビューで仰っていましたが、
やっぱりただ通り過ぎるだけでは、「あ、コムちゃん来た。…けど行っちゃった」
って感じで私の気持ちが強すぎたのか、なんとなく満たされない感じが続き……。
いや、私は荻田作品大好きなので、「ただ通り過ぎるだけ」の人にどれくらいの意味があるのか
痛いほど解っているつもりです！
いつも分身とか、色々あるし。
しかし、『渋谷アリス』ではダンサーさんたちはもう「これでもかっ！！」って程踊っていらっしゃって
大興奮した覚えがあるので、なんかそれを期待してしまったのです。
まぁ、宝塚のショー（１時間）のように２時間も踊りっぱなしだったら皆倒れてしまうけども。。。
花組芝居の植本さんが凄かったので善しとするか、などと考えていたら、
後半に入ってタンゴのシーンが始まると、これぞ「ダンスアクト」！！
東山さんのダンス格好いい！
そして、最後の最後でとうとうソフト帽を被ったコムちゃん登場！！！
肩をカクカクさせるダンスとか、目線、踊る時の顔つきが途端に男役・朝海ひかるにタイムスリップ！！
とにかく、とにかく格好良かったです。
客席もかなりヒートアップ！拍手が熱かった！
最後のおまけも明らかに「おまけ」というレベルではない！！素敵〜〜！！
ダンサーさんなのに、紀元さんの歌は本当に良かった。
あとは三浦涼介さんが三浦浩一様もご子息とは存じませんで。。。『シバトラ』とか観てたのに。
ということで、最終的には満足して帰ってきましたとさ。
でも、もっとコムちゃんのダンス観たかったなぁ。我儘かしらん。
