2009年 大河ドラマ『天地人』について勝手に想像


お齋藤:皆様、こんにちは。
実はお先生と来期ドラマについてよしなしごとを書いていたのですが、
昨日来年度大河ドラマの第3次キャスト発表を聞き、衝撃を受けました。
まとめてみると、ちょっとした民放トレンデイ(死語)ドラマのキャスティングじゃないですか!
こいつぁ一言書いておかねばと思い、順序無視して先に書かせていただきとうございます。

まずは件のキャスト一覧から。(設定は公式サイト、wikipediaを参照しました)

直江兼続妻夫木聡
お船(妻。直江家の娘)→常盤貴子
樋口惣右衛門(父)→高嶋政伸
お藤(母)→田中美佐子
樋口与七(弟)→小泉孝太郎

上杉景勝(主君)→北村一輝
上杉景虎(景勝の弟)→玉山鉄二
華姫(景虎正室)→相武紗季
菊姫(景勝の正室)→比嘉愛未
仙桃院(謙信の姉)→高島礼子
上杉謙信阿部寛
泉沢久秀(上杉家家臣)→東幹久

徳川家康松方弘樹
柿崎晴家角田信朗
織田信長→吉川晃司
豊臣秀吉笹野高史
甘粕景継→パパイヤ鈴木
石田三成小栗旬
淀君深田恭子
真田幸村城田優
初音(真田幸村の妹)→長澤まさみ
小早川秀秋上地雄輔

…上地、ひっぱりダコだな。深きょんが笹野さんと…。
石田三成はすらりとしているんだね…。
玉山さんは某少女小説の影響なんでしょうか。


お先生:真田幸村がハーフ。
なんか凄いことになってますね。
私もニュース見て驚きましたよ。
なにがやりたいのかまったく?
夏の月9メンバーかと思いました。
で、某小説とは?ティーン向けの小説ですか??


齋:えっと…某集○社コ○ルト文庫(伏せ字にしてみた)から出ているんですけどね。
炎の蜃気楼』というやつです。
最初、サイキックアクション+歴史って感じでよんでいたのですが、まあ俗に言う
ボーイズ・ラブ系なモードになり…結局完結したそうですが最後まで読んでいません。
で、まあその主人公(厳密にいえばちがうけど)が景虎直江信綱なのですよ。
“夏の月9メンバーか!”はまるっと同意。月9というよりかつてのTBS金9枠って感じだな。
キャスティングだけみて、勝手にケータイ小説みたいなのを考えました。


ボク(妻夫木)は社会人2年生。お兄ちゃん(小泉)はエリートでいつも比較されててブルー。
上司(北村)はアクが強いけど頼れるアニキ、でも奥さん(常磐)は
いつも寂しそうでよく誘惑されます。
地元の友達(上地、玉山、相武、比嘉)と行きつけの店(高島がママ)で遊ぶときが一番落ち着く。
そんなある日、ひょんなことからオンナノコ(長澤)と運命の出会いが!そんなカノジョはお嬢様。
今の仕事じゃ迎えにいけない!一念発起して転職。
転職先の社長(吉川)もこれまたアクが強い。前の上司に似ていると思ったら…。
なんと、昔北村と常磐をとりあった仲のようです!
大人って大変だなーと思っていたら実は相武もボクを好きみたいで、
長澤との仲を引き裂こうとするんだ。
よーし!ボク、恋に仕事にがんばるゾ!!

…って。構想4分、書き下し10分。テトリスばりに脳を使っていない自信があります。
いかがでしょう。深夜23時枠で使っていただけないでしょうか。


先:駄目です。採用できません。だって、『恋空』より中身あるから。
てのは冗談としても、ウケるわ〜〜〜。何度読んでも笑ってしまいます。
ブファ( ´,_ゝ`)
お齋藤さま、この感じでケイタイ小説やりなよ。
利家とまつ』も散々トレンディードラマだって言われたけど、唐沢が引っ張って、
ミルクティ…じゃなかった、反町さんの信長も迫力あったから、たまに見たりはしたけど、
今回は「愛」だけじゃあ、私は飛びつかんですよ。
直江兼続って昔から、歴史オタクには好きな人もいて興味あったんだけど、残念だなぁ。


齋:ダメよ、わたくしはケータイ小説に必要なものが足りないもん。
こどもができたりとか。
今回の妻夫木直江は単に「愛」の甲冑を着せたかっただけでしょう。
あと、若手俳優を集めれば若者が観てくれるという思いこみと。


先:その思い込みの中に、中年以上は離れていくってのは入ってなかったの?
ま、私は中年よりは下ですけど。
この際、にんしん、流産、レイプ、彼氏死ぬとか全部入れてみれば?大河に。


齋:中高年・時代劇好き離れを見越せていたらこのようなことにはならないでしょう。
そのような波乱万丈を盛り込むのなら大河ではなく朝の連ドラor銀河テレビ小説でどうぞ。
もしくは昼ドラだな。
そうよ、ここはひとつ花王さん、“愛”の劇場でやってくださいよ〜


先:あと、シナリオ小説大賞でしょ。
ま、今の『篤姫』もいいドラマだけど、
大河っていうより、連続テレビ小説のノリは感じますからね。
昔の『武田信玄』みたいなのはもう出来ないのかなぁ。
上川も内野も主演やっちゃったし。
そのうち堺雅人がやりそうだけど、
できれば見たい内容の作品でお願いしますよ、NHKさん。


齋:まあ、来年のことを言うと鬼が笑うと言いますが、
今年もあと4ヶ月を切りましたね。
鬼が出るか蛇が出るか、まあ視聴するかわかりませんが
今後もこのドラマ、動静を見守っていこうと思います。