10月スタート新ドラマ「日テレ篇」


先:アップをサボっている間に、9月になり4日目、
少々涼やかな風も流れ出した今日、
10月スタートの新ドラマも大分発表されているようなので、
ここらで斬っていきましょうか?
……って、そんな悠長なこと言ってられるかぁ〜〜〜!
お先生はご立腹なのであります。
もうこれから語らずに何から語る?
という訳で、お齋藤様、説明しなさい。


齋:ども、お齋藤です。
まずイの一番に俎上に載せるべきは、赤西仁主演の【有閑倶楽部】でしょう!
ご存じの方も多いと思われますが、一条ゆかり・作の少女漫画界の金字塔です。
ブルジョア高校生6人組が巻き起こす、破天荒な出来事を描く…筈なのですが。
お先生、我々の知っているあの漫画に相違ないのですよね?


先:まぁ、なにを仰るの?
わたくし、お齋藤様が仰る『有閑倶楽部』は存じておりますけど、
このドラマ『夕刊クラブ』じゃなかった、『有閑倶楽部』は存じませんわ
(と、まずは聖プレジデント風)。

なにさ、私があんなにドラマネタがなかった頃
(今から十数年前、こんなに漫画原作ものが流行るずっと前)、
有閑倶楽部』を是非ドラマに!と道端で署名運動を繰り広げていた頃(ウソです)
一条先生はまったくお相手にして下さらなかったではありませんか!
その頃は夫婦で松苗あけみ夫妻と旅行したのを漫画にしちゃったりして、
やがて離婚とかしちゃったりして、
なんか奇妙な教団のスキャンダルに巻き込まれちゃったりしちゃったりして……
はぁはぁ……、う〜〜む理解に苦しむがやはりドラマ化しなくてはならない
なにか大きな理由でもあったのでせうか?一条先生。
しかし、我々ファンと致しましては、魅録が主役ということは見過ごせませんぞ!


齋:わたくしはおぼろげながら、幼少のみぎりに
月曜ドラマランド版・有閑倶楽部】を観てしまったときから
「そうか、これは実写にむかない作品なんだ」と思い、密かにドラマ制作者の目に
とまらないように星に願ってたのですよ…

もしくは実写化しても『おじいさん先生』や『魁!男塾』のように、
「おいおい…」ってくらいの年齢の方々に「高校生でーす♪」と
しれっと演じて欲しかったなぁ。ベタに可憐=杉本彩とか。(行き過ぎ?)

あ。お先生、きっと一条先生は『正しい恋愛のススメ』のとき既になにかあったん
ですよ、きっと。
でなければ玲子さん=大島さと子にはなかなか賛同できませんもの。


先:ぎゃああああああ、
わたくし、あの悪夢のような『正しい恋愛のススメ』の昼ドラを記憶から抹殺して
おりました。
確か、会社を休んでしまった日に、間違って観てしまったのを思い出しました。
そしてウエンツ……、まぁ、ビジュアル的にはアリなのかも知れませんが。


齋:まあ、『花より男子』から始まってしまった"イケメン・セレブ・学園モノ"縛り
の一応の完結編、と思ってあきらめますか。
…というかこれで打ち止めしてくださいますわよね、ドラマ制作者のお歴々!


先:あーあ、悠里とかどうなっちゃうのかなぁ。
脇キャラでもってきてもどうしようもないのに。ホント心配です。


齋 :ウェンツ、せめて今回美童とかにならないかねぇ。昼ドラのお詫びに。
悠里、というか剣菱家がある意味メインだったりするしねぇ。
ホント、脇役になったらあのキャラが活きないよ。
魅録・清四郎が"修治と彰"だの"山田太郎"のようなコンビにされたらどうしよう。
そんな話なのかなぁ…
それだったら原案として『有閑倶楽部』をいただいて、
"大胆に翻案!"とかだったらこのような事態にはならなかったのに…
というかいい加減ネタも尽きたでしょうから漫画・小説原作はやめましょう。
この分だと『銀河英雄伝説』まで実写化しかねません。


先:ふう〜〜。あまりに最初が濃いのでなかなか次のドラマの話に進めませんわね。
じゃあ、ここらで同じ日テレつながりで、『働きマン』にでも話題を移しましょうか……
って、これも漫画原作じゃーーーん!
あのですねぇ、今、確かに漫画や小説の世界には
ドラマ原作にしたいようなレベルの高いもの多いですよ。
でも、あれもこれも漫画、小説じゃあ、
ドラマがある意味がないではないですか!
なんの為に脚本家がいるんだ!!もう本当に立腹です。
みんな、『セクシーボイス アンド ロボ』のドラマみたいなこと
したら本当にお先生、許しません。
あれこそ、オリジナルでやれば良かったのに。
『すいか』の脚本家さん、そんなに自信なかったのでしょうか?
評価高かったんだから、自分の力で頑張りなよ!もう辛いよぉ。オイラ。

という訳で、『働きマン』。残念ながら原作読んでおりません。
私の周りに誰もこの漫画持っている人いない……。
菅野美穂さんは宣伝ポスターで見事に主人公・松方弘樹
じゃなくて弘子になりきってますな。
お齋藤さまは読んだことあるの?


齋:『働きマン』、前に漫喫でよみました。
【モーニング】で連載しているせいか、本当にバリ・キャリな話かなぁ。
雑誌編集部が舞台の。
一応、主人公の松方弘子、元巨乳の美人設定だけど、菅野さんか…。
わたくしの中ではもう少し前の稲森いずみに特殊ボディメイクを
施してもらえたらベストだったかな。
と、いうか『サプリ』や『山おんな壁おんな』ではなく
ここに伊東美咲でもよかったかも。

まあ、『有閑…』がイケメンセレブ縛りなら、ここは枠的にも『ハケン』→
ホタルノヒカリ』で味を占めて
【はたらくおんな枠】縛りにしたのでしょうか。
日本テレビさん、前例を踏襲しすぎていませんか?


先:稲森さんがお齋藤さまの松方イメージならば、
ハッピーマニア』のドラマからも分かるように、
安野モヨコの漫画はお齋藤さまのイメージでは稲森なのか?

齋:そうか。『ハッピーマニア』か。
あの藤原紀香ははまっていたのに、なぜ…。
確かに仰るとおり、わたくしのなかの安野画はほぼ稲森です。
あの線の細い感じがそうなんだろうなぁー。
最近の稲森さんは夏川結衣木村多江
【幸薄げ美女ライン】に収まってしまったので
もう少し『ロング・バケーション』や
『オンリー・ユー愛されて』のときのようなひとくせある
美人さんをやって欲しかったんだよなー。


先:う〜ん、私は日テレのあの映像具合と波長が合わないので、
anego』も『ハケン』も『ホタルノヒカリ』も殆ど見ておりませんが、
取り合えず、第一話は見ると思います。
しかし、漫画で読んだ方がいいな、ともう結論付けてしまいます。




本来ならば、今回TBS・フジドラマに関してもいくつか言及したかったのですが、
いやはや、 初っ端に『有閑…』で想いの丈をぶつけまくってしまいました所為でお時間となりました。
と、いうわけで次回、TBSの新ドラマ3件について語らせていただきとう存じます。