どうも、お先生です。

我らの共通ドラマ体験の代表格でもある「都会の森」。
本当に懐かしいです。
もう17年も前のこと。我らはまだまだ子供であったのに
どう言う訳か、ドラマ精神年齢はとても高かったと痛感です。
だって、ウィキペディアによれば、
「都会の森」の前番組は「誘惑」。その前は「想い出にかわるまで」。
どっちも超アダルトなドラマなのに真剣に見ていましたもの。
お齋藤様の日記にもありましたが、「都会の森」には徳永英明が出演。
「誘惑」にはTM NETWORK宇都宮隆が出演。
「想い出にかわるまで」には財津和夫が出演。
「妹よ」のKATSUMIも入れて、みんな謎の役で、すご〜く良い味出してました。
とにかくセクスィ仮面でしたな。
この手のミュージシャンのドラマ出演で大成功だったのは
29歳のクリスマス」の近藤等則が最後だったのではないでしょうか?
(時期的には「妹よ」と同じクールだったようですが)。
あれはびっくり、画期的でした。

話は変わって、そろそろ今宵の本題「わたくしとNEWS23」について語りましょうか。
NEWS23」と言えば「筑紫哲也」!!「筑紫哲也」と言えば「NEWS23」!!

磨りガラス越しに姿が見える。
僅かに覗くのは無機質なパイプ椅子の足とスカートから突き出た二本の足。女の足だ。
「初めは出来心だったんです……」
加工された彼女の高い声がテレビから聞こえた。
「興味本位で手を出してしまったんですが、嵌ってしまって……。
気がついた時にはもう抜け出せなくなってしまいました。
何度も止めようと思ったんですが、あの音を聞くと、
いいえ、聞かなくてもなんですが、10時55分が近づくと、どうしても体が覚えていて……」
彼女はとうとう泣き出してしまった。
「あの、井上陽水の『アア、アア、アアッ、アア〜』って不思議なメロディーが
どうしても耳から離れないんです!!」
興奮の所為かパイプ椅子の足が音を立てて動いた。
「私、どうしたらいいんでしょう。このままでは生活に支障を来たしてしまって
勉強が手につかなくて……。もうすぐ受験なのにどうしたらいいでしょう、私」

ってことで、案の定落ちましたよ。
私がNEWS23に本格的に嵌り始めたのは、こともあろう受験を控えた高3の時でした。
もう、勉強より面白ければなんでも良い!って時期の私には
NEWS23は麻薬でしかありませんでしたの。
だって、その頃の怠惰なニュース番組にはない企画が色々で、
「金曜深夜便」に出演するゲストは多彩!
「異論!反論!OBJECTION」、筑紫様の為の「多事争論」など、
なんとも言えない魅力的なコーナーの数々。
完全に取り憑かれてしまったのでした。
でもって、「10時55分には勉強を取り止め、テレビの前にスタンバイ!
気がつくと、もう寝た方がいいんじゃない?って時間なのでオヤスミ〜♪」
ってな毎日を過ごしていたのであります。
で、過去の甘い記憶はこの辺で、現在の話にかわりますが、
残念ながら、もう見てはおりませんのです。
なんででしょうねぇ。
ある時から、ニュースステーションが私の中で勝ち始め、やがて完全に勝利。
その後、大切なニュースステーションが終了し、私のニュース欲は放浪の旅へ。
今もって彷徨っておりますよ。
でね、筑紫様が入院されたって事件から数日。久しぶりにTBSを見てみると、
画面に知らない男が!!!

あんた、だれ?!?!
ってテレビに突っ込みましたよ。
いつも途中から見てるからか、何度見ても、「あんた、誰?」
この前、やっと名前が分かりました。
三澤肇。
……だから、だれ?
本当に知らない人なんです。
HPに「大阪の毎日放送でキャスターを勤め、
趣味は街を一人で飲み歩くこと、ワインと葉巻は大好物」ってありました。
で、だれ?
本当、分かんないよぉ〜〜〜。
この気持ち分かる人いるかなぁ……。
ニュースJAPANのメインキャスターに安倍宏行が選ばれたときには
「安倍さん!!!」と大いに喜んだもんです。
だってNEWYORK特派員だったころから気になっていたんですもの。
なんと言っても髭!いつも変わるお洒落眼鏡!そして、黒いスーツに織りの厚い紫のネクタイ!
物凄いオーラでした。
まぁ、今の松本方哉も地味ですけど、
この「ワインと葉巻が大好物」な方、本当にインパクトないくらい地味なんです。
端にいるならまだしも、もう膳場アナよりメイン扱いなんですもの、
余計に「あなた、誰?」感が強いのです。
まぁ、そんな人生をメインに歩いている三澤肇さんご自身には一応謝っておきますけど。
スイマセン。

なんて、シニカルじゃないかなぁ。