久々の更新に2008年新ドラマ評


お先生:みなさま、新年明けましておめでとうございます!(遅すぎっ!!)
いやぁ〜、年末にうpした「諏訪哲史」の後遺症が余りにも長引き
約1ヶ月半も放置してしまったことを、ここにお詫びいたします。
すんまそんです。
しかし、お先生1月になり、なんとなく元気なので今年も1年テレビを
斬って斬りまくりますわよ。ね?お齋藤さま。
さて、さっそく今期の連ドラから。
先週、ヨミーのランキングが以下の通り発表されました。
1、あしたの喜多よしお
2、薔薇のない花屋
3、だいすき
3、鹿
5、斉藤
5、ボンビー
5、ハチクロ
5、交渉人
9、佐々木夫妻
10、めぐる
11、エジソン
12、1ポンド
13、4姉妹探偵団

ま、無難かな。
私は「だいすき」見ないから、
1、2、3位は同じです。4位はめぐるか。
4姉妹はやはり4人にしたことでゴチャゴチャしすぎて、
15点中1点でした。
よしおは14点!
高評価ですねぇ。お斉藤さまのベスト3は??


お齋藤さま:皆様、あけましておめでとうございますです。
わたくしは、元々観ないもの・脱落したものが結構多いので、
1 よしお
   鹿   (同点1位)
2 めぐる
3 4姉妹    であとは圏外(視聴せず)かな。

4姉妹みたいなぬるい感じは結構好きなのです。(我らが吉沢悠も出ているし)
でも、4姉妹設定はポッキーとのコラボのためだけにやったのであって
なぜ今更4人にこだわるんだ?
日テレでひなのが3姉妹にしてすべったから??
あれこそ1ポンドか佐々木あたりの枠でやってくれればいいのに。
交渉人は…脱落しました。素材はいいはずなのに勿体ないのぅ。


先:本当、あのメンバーであのストリーなのに、
あの演出・脚本。本当に酷くてびっくりしました。
ドラマ観てあんなにムカついたの久しぶりですよ。
今時、肉を指押ししてから買う30代の女なんているのか?
でも、新聞では意外と評価が高いようです。なぜ?


齋: やはり設定と「米倉さんならやってくれる!」期待度で底上げされているとか?
同じ女交渉人主人公なら、テレビ東京市原悦子がやっている『女交渉人・ゆりこ』を
観た方が断然面白いですよ!
変にお涙頂戴に走らず、淡々とやってくれるのよ、悦子が。格好よすぎです。
それと、土曜ワイドでもやっていたけど、五十嵐貴久原作の『交渉人』!
これはすごく面白くて原作まで買ってしまったくらいわくわくしましたわ。
それに比べるとどうしちゃたんでしょうかねぇ。
素材という点では『佐々木夫妻』も。
何故だろう、好きな味付けの筈なのに食指が動かん。


先:あら、好きな味付けなの?
でも、私も嫌いな要素はまったくない筈なのに、
どうして退屈なんだろう、佐々木夫妻。
考えてみると、稲垣さんのドラマは『Mの悲劇』も面白い筈だったのに、
何かが原因で大変期待外れなことになっちゃったのよねぇ??。
弁護士ドラマはどうしてもメンバーが限られちゃうので、
事務所の人たちか、または起きる事件がよっぽど面白くないと
やはりどこかで観たような、退屈なドラマになっちゃうのよねぇ。
『佐々木家』も事務所の面子は『離婚弁護士』と変わらないし。
藤田まことの曲者度も津川さんに負けてるような気もする。
なんて言っても、天海+らくだ(蔵之介)と
吾郎ちゃん+小雪では戦う前にもう負けているような気がする。
悦ちゃんの『交渉人』は、米倉のようにイチイチ脱がなくても見たいもんねぇ。
あれもなんで脱がせたのか。必要ある?
鍛え上げた肉体を見せたくて脱がせたなら、『SP』の岡田君もしかり。


齋:そういや岡田君も脱いでいたねぇ。
米倉さんはバレエまで無駄に披露くださっていたし。
というか『SP』はよくわからないまま終わってしまいましたね。
重厚な雰囲気でドキドキ・ハラハラ…な筈だったのに。
駈ける姿がライトオンのCMと混同してしまった、
ダメなわたくしをお許しください…。


先:Right on?。
『SP』はよく考えると何がどうなのかよく分からない。
西島理事官は警護課強化という「大儀」のため、態と情報を流し、
しかもそれには堤も絡んでいて、東大卒の堤は敢えてキャリアにはならずに
現場の立場で、西島はキャリアの立場で同様の「大儀」を達成しようと
していたのは分かるし、公安がガサに入る前に情報が齎されて自殺、
または誰かの命に依って例の清掃会社の殺し屋さんたちに殺されたんだろうけど、
公安の情報を掴めるほど堤に力があるんならキャリアになった方が早いし、
例えば理事官よりも上の立場にある人なら警護課を強化することにも力を発揮できる
だろうし、とか。
まぁ、普通に見ている分にはそんなに内容があるようなドラマではありませんでした。
期待してたけど。


齋:おおっ!このままHPの粗筋に載せたいくらいの簡潔なまとめ方。
流石でございますわ。
思うに、『SP』のキャリアと現場の「ニッポンをよくしよう」作戦は、
翻ってみれば 『踊る大捜査線』の関係性とも言えるのかもね。
副総監&いかりや→室井&青島のカップリングと対応する…いや、考え過ぎか。
まあ次の『ロス・タイム・ライフ』とやらもおそらく観ないかな。
人生のやり直し、だったら『あしたの、喜多善男』を観ていた方が面白い。


先:いや、本当そうだよ。あれは『踊る…』のSP版なんでしょう。
ともにドッキングさせたいような話もあったみたいだし。
でもさ、警察では実際「キャリア?ノンキャリ」の構図は 当然あるんでしょうけど、
こんなにもしつこくドラマで描こうとしているのは何故なんでしょう?
どんなにドラマで取り上げても実社会には何の影響も与えないし。


齋:いやいや、肝心なのは「問題意識を持っている俺たち(マスコミ)」と
いうことを世間に知らしめることだったりして。
思えば、故・野沢尚だってネットで痛い目に遭ってから
「匿名のネット社会は恐ろしい」的なドラマを書いていたではないですか。
まあどうせ陰謀話をやるんなら、『相棒』の「サザンカの咲く頃」くらいの
規模にしてくれ。


先:まぁ、あれはあれでちょっと「プッ」って笑っちゃったところも
あるんですが、地味なメンバーの割には良く出来ていました。
しかし、『相棒』警察内部犯行ものはもう止めようよ。
そりゃ、大河内さんの活躍の場を与えるためには警官が関わっていないと
ならないが。
まぁ、『喜多善男』と『薔薇のない花屋』は観ても損がないドラマだと
思いますので一応、お薦めしておきます。
え〜、実は先日放送された浅見光彦シリーズ『天河伝説殺人事件』について
語る予定だったのですが、今日はこの辺でお開きにしようかね?


齋:『天河伝説』!…そうね、あれを語るにはスペースがなさ過ぎるな。
というわけで、恐らく次回は『天河伝説殺人事件』について語り合わせて
いただきますので、よろしくおつきあいくださいませ。