ドイツ語かんたん旅行会話

えー、私事ですが、
4月から職場が変わった所為で
現実が少々忙しくなっていまい
二度目の挑戦中だった『死霊』も敢え無く2巻で挫折。
「そういう時は難しい読み物を止めて
簡単に息に気になる読み物を読むのがいい」という人の薦めもありまして、
まったく目的もなく「かんたん旅行会話・ドイツ語」をバッグの中に潜ませております。
まぁ、ドイツ語について殆ど知らない私にとって
旅行に行く訳でもなければ、いついつの試験日までに覚えろ!という強迫観念も皆無なので
気楽に読み進めています。

しかしね、当初の私の目論見通りドイツ語はやはり面白い!
何がって、響きがです。
例えば、「007」。
私とお齋藤さまにとってネタの宝庫であるこの映画の主人公。
ドイツ語で読むと、
「null null sieben」
本にあるままに読み仮名を書くと「ヌル ヌル ズィーベン」。。。
あんなにダンディー(?)のMI6のスパイが「ヌル ヌル ズィーベン」です……。
こんな企画書持って行ったら、「ふざけてるのか?!」ってつき返されそうです。

また、「注文したのもがまだです」というのも英語で言えば、
My order hasn't come yet.となんとなく簡単に片付きそうですが、
これがドイツ語だと、
Unsere Bestellung ist noch nicht gekommen.
ウンゼレ ベシュテルング イスト ノホ ニヒト ゲコメン

うんぜれ?べしゅてるんぐ?  ……げこめん、って?
と、つい笑いそうになってしまいます。
まぁ、カタカナで読むから面白くなってしまうのですが。

Die Toilette ist verstopft! [ディ トワレッテ イスト フェアシュトプフト]
「トイレの水が流れません!」

おっと、それは大変です。

Es kommt sofort jemand. [エス コムト ゾフォルト イェーマント]
「すぐに係りの者がまいります。」

おぉ、良かった!

みなさん、これで大事なセンテンスを学びましたね。

ちなみに、「はい」は Ja.[ヤー]。「いいえ」はNien.[ナイン]。
日本人にとって大切な言葉、「私が払います」は
Ich zahle. [イッヒ ツァーレ]

これらを使ってこんなよく見られる光景を。

ie Rechnung, bitte. [ディ レヒヌング ビッテ]
お会計をお願いします。

Ich zahle.
Nien. Ich zahle.
Ich zahle!
Nien. Ich zahle!!
Nien. Ich zahle!!!

みなさん、どんな感じかご想像できましたでしょうか?

日本語で行きますと……、

「お会計をお願いします」
「私が払います。」
「いいえ。私が払います。」
「私が払います!」
「いいえ。私が払います!!」
「いいえ。私が払います!!!」

てな具合でございます。
う〜ん、使えますな。

という感じでつい妄想に囚われてしまいます。
どうも必要に迫られないと
余計なことばかり、この会話集で考えてしまう訳でして……。
フランスに旅行する際に求めたこの本。
ドイツ語の面白さはもちろんのこと、この本にも才能があると思います。
このシリーズ全部欲しい。

どちらかというと、英文学やフランス文学がその見に近いと思っていた三島由紀夫
ドナルド・キーンによるとドイツ語も得意だったそうです。
三島はドイツ語を操って、ゲーテニーチェフロイト意外にどんなことを学んだのでしょうかねぇ。

予断ですが、サエコは長身の人が好きなのか?!

では、またお逢いしましょう。 Auf Wiedersehen!!